top of page

ベジフルビューティクッキング講座


ドイツ伝統のクリスマス菓子パン『シュトレン』と、ホームパーティにぴったり『文旦ピール香るキャロットラぺサンド』を作りながら、果物と体の関わりやドライフルーツの魅力を学びました



 11月16日に青森県総合社会教育センター(青森市)調理室で、野菜果物の魅力を学ぶ調理講座を行いました。会の自主企画として「作って食べて学ぶ」久しぶりの調理実習講座でした。

 今回は会員のなかでも、お家パンの達人である辻村さんと五戸さんの二人が講師を担当してくれました。会員の家族やお友達も「ビジター」として参加し、楽しい交流も生まれました。


 ドイツ伝統のクリスマス菓子パン『シュトレン』は、ドライフルーツやナッツがいっぱい入った甘いパンで、12月のアドベント(キリスト生誕までのお祝いの期間)に入ると少しづつ切って食べながらクリスマスを待ちます。この間に、ドライフルーツと生地がしっかりなじんで、しっとり、味の変化が楽しめます。お店で買ったことがある方はご存じかと思いますが、けっこう値が張るものなんです。作ってみて、その材料の贅沢さに「それはそうよね~」と、納得。

見本
見本

 バターも、ナッツもフルーツも、お砂糖も、たーっぷり使うんですもの。今回、参加できた方は大変お得だったと思います!

ree

急な募集でしたので、申し込みできなかった方、ごめんなさい。

 

 さて、筋肉痛覚悟で捏ねて、捏ねて、発酵、具を混ぜて発酵、成型して、焼き上がりを待って、バターを塗って、砂糖をまぶしてまぶして・・・、手間がかかるものですが、みんなでやれば楽しいばかり。

シュトレン作りながらランチのおかずを作る二刀流の辻村さん
シュトレン作りながらランチのおかずを作る二刀流の辻村さん

 辻村さんが前日に焼いてくれたお見本がありましたので、やる気もでます。当日作ったものは持ち帰り用なので、味見ができないと寂しいでしょうから、と用意してくださって感謝感謝です♡

 シュトーレンはパンですから、発酵のための時間が必要です。この時間を利用してラぺ(ニンジンサラダ)を作ってサンドイッチに仕上げていきます。


 もう一品は『文旦ピール香るキャロットラぺサンド』です。これは見た目の華やかさはもちろんですが、手作りのピール(文旦の皮の砂糖漬け)がアクセントとなって、香りと味がワンランクアップした五戸さんオリジナルのものでした。


五戸さん
五戸さん

 ここでおさらい!ベジフルクイズ!!

生のニンジンには、ビタミンc破壊酵素「アスコルビナーゼ」が含まれますが、この酵素の働きをを抑えるためには・・・?

千切り大好き♡中村会長
千切り大好き♡中村会長

そう、クエン酸ですね!

今回はレモン汁をまぜ、同時に風味も加えます。カロテン(ビタミンA)は、オイルと一緒に摂ることで体への吸収がアップします。

マミイと娘ちゃん
マミイと娘ちゃん

 人参の千切りを電子レンジで1分半~2分加熱することでしんなりし、ビネガーやオリーブオイルがなじみやすくなります。

ダディとボクも真剣!
ダディとボクも真剣!

 オリジナルレシピのポイントは、細かく刻んだ文旦のピールです。ほろ苦さと爽やかな糖酸風味、ほのかな柑橘の香り、一味違うラぺです。

 しんなりしたニンジンサラダは、小ぶりなパンでも、こんもり盛ってはさみやすくなります。クリームチーズを塗ることで水分がパンに浸みるのを防ぎつつ、子どもでも食べやすいマイルドさが加わります。

 このサンドイッチ、ひとり分でなんと人参(中)1本分ですが、ぺろりと食べちゃいま

す。

ree

 ランチタイムには大豆味噌の熟成具合のチェックも行いました。これは昨年と今年の2月に行われた『目屋豆腐作り体験』で得た、大豆味噌です。野菜ディップで食べ比べをしました。

 野菜たっぷりのランチ、しかも予期せぬ差し入れ料理までありました。辻村さんが「ツブとエリンギのエスカルゴ風パセリバター炒め」、五戸さんは「ツナと豆のサラダ」で、タンパク質もしっかりバランスよくいただきました。

ree

 

 10時開始から、作業並行してランチをはさみつつ焼成、片付け、仕上げ、ラッピングと・・・あっという間の3時間半でした。さすがみなさん、手際のいいこと。

粉砂糖をたくさんまぶします
粉砂糖をたくさんまぶします
ラッピング
ラッピング

もちろん、ドライフルーツの栄養価などもおさらいしましたよ。保存が利き携帯できるので、山登りなどのレジャーや、非常食にもおすすめ。乾燥や砂糖使用の度合によって味わいの違いがあることなど見直しました。

 柿も丸ごと干すだけでなく、薄くスライスしてザルに広げて乾燥させてみようと思いました。

できたー!!!
できたー!!!

 


 作って食べて知る、この体験こそ五感で得る学びですね。

今後はもっとこのような機会を増やしていけたらいいですね。




 




 
 
 

コメント


bottom of page