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執筆者の写真事務局

スキルアップ研修会「養美舎ランチ&リンゴ農家の冬の暮らしを学ぶ」 津軽エリア

 



 食物がもつ力をより引き出した身体に優しい食と、リンゴ農家への素朴な疑問「冬はなにをしているの?」について学ぶ交流会が行われました。これは「あおもり野菜ソムリエの会」会員を対象に、当会オリジナルの紙芝居『みどりちゃん』の上演人材を育成することと交流を目的に、津軽エリア主催で企画したもので、3月20日(春分の日)に開催されました。

 場所は、黒石市温湯温泉街にある『養美舎』(ようびしゃ)です。当会会員の山谷真弓(やまやまゆみ)さんのお店で、民家を改装し昨年秋にオープンしたばかり。大きな窓からは、浅瀬石川が目の前に流れて川面のきらめきを眺めることができます。

 今回はこちらの気持ちの良いロケーションのもと、シリーズ最後の研修会です。集中できますね。



 まずは紙芝居研修。はじめに内容のおさらいと、演じるときの留意点の説明があり、その後は登場人物役を何人かで演じてみてイメージを膨らませました。一人で語るか、複数人で役を演じ分けるか、それぞれのやり方の長短所について理解を深めました。また、紙芝居の高さや、ペープサートの使いかたについても意見交換が行われました。

 例えば、黒くんやみどりちゃん役の人は小道具の面を大きく前に出す、紙芝居の高さを工夫して演じやすくかつ観客に見えやすくしようなど、活発な意見が出され「みんなで作り上げる紙芝居」という実感がさらに湧いてきたようです。

 これからは、紙芝居の舞台枠というのでしょうか?専用の「額」を手に入れて、さらにバージョンアップして多くの会員が関わる食育事業にしていきたいものです。

 



 紙芝居研修に続き『農家あるある話』として、リンゴ農家ならでは暮らしの様子をお聞きしました。講師は当会津軽エリアリーダーの坂本司子(さかもとつかこ)さんです。

 冬のリンゴ農家の過ごしかたは、公私インプットの時期でもありリフレッシュの時期であること、そして剪定の技術も深める時期とのことを知りました。雪がある時期に行う剪定作業について、知られざる理由にも納得。また、どの枝を残しどの枝を切るか、場所や品種の違い、その家庭によって伝授される流派のような技術など、一同興味深く聞き入っていました。

 特に、リンゴ栽培において、名人と称された先人たちの経験から綴られた「りんご栽培語録」は、子育てや人づくり、チームの作り方などに通ずるところもあり、深く感じ入りました。

 それにしても、坂本さんの明るい口調とテンポの良い話術にひきこまれました。さすが落語好きだけあって、飽きさせません。話にオチはついても、リンゴは落ちしません??

わたしたちの会は、リンゴ王国青森県のソムリエですもの、リンゴに関わるお話ならば農家の日常にも迫っていかねば!と、積極的に聞きたいもの。この「りんご農家あるある話」はシリーズ化を予定しています。

 



 さぁ、そしてお楽しみのランチ交流会です。

こちら『養美舎』は、1~3月の冬期間はお休みで、この日は4月からのシーズンインの直前、特別に私たちのためにランチを用意してくださいました。

動物性のものは使用せず、かつ、食材のもつ力をより引き出すための知恵と工夫と手間が加えられた、カラダが喜ぶお食事です。


 山谷さんは、もともとマクロビや薬膳などの知識をいかした料理教室を開いていましたが、生徒さんからの要望に応えて、このほどカフェとしての機能も備えた『養美舎』をオープンしました。

 



旬の素材をいかし、野菜や雑穀・豆などを中心にしたヘルシーで美しいランチ定食が魅力です。「ここに来た時だけでも動物性のものを控えた食事をとることで自分の身体とむきあうきっかけにしてほしい。明日はきっとお通じも気持ちがいいはずです」と話されました。





 おひつに盛られた「小豆入り発酵玄米」にまず感嘆の声があがり、次々登場する美しいお料理に感心し、食の陰陽バランスにも気を配った工夫や知恵に感じ入りました。

 


(各々お料理教室を開いているメンバーもうなずきながら箸が進みます)


 オートミールを使ったハンバーグ風のおかずや、野菜の力を損なわない低温調理で仕上げた大根などを味わいながら「へぇー」「ほおー」が続きます。「どうやってつくるのかしら」「隠し味はなんだろう?」など、みなさん食いしん坊ぶりを発揮し、きれいにすっかりいただきました。マシンガンのような質問攻め、山谷さんお疲れさまでした笑

ご馳走様でした。

(ハト麦入りの芽キャベツとマッシュルームのスープ、美味しかった!!)

 

 『養美舎』へお越しの際は、営業日時間をお問合せの上、ご予約するのがよいでしょう。黒石市温湯字神川原7-1 0172-55-8361 (火・水・金・土)11:00-16:00



 さて、紙芝居『みどりちゃん』を使った食育事業は、公益財団法人みちのく・ふるさと貢献基金の助成を受け、今後さらに精力的に展開していこうと意気込んでおります。会員みなさんの周知と活動参加をよろしくお願いします。



 

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